​[不自然:063] 砂漠に咲いた鋼鉄の幾何学:キング・ハリド軍事都市の巨大な紋章

LOCATION: KING KHALID MILITARY CITY (KKMC), SAUDI ARABIA
TARGET COORDINATES: 27.9851, 45.5453
OBJECT TYPE: OCTAGONAL DEFENSE HUB / PLANNED CITY
STATUS: ACTIVE MILITARY INSTALLATION

Googleマップをスクロールさせ、サウジアラビアの広大な砂漠地帯を彷徨っていると、突如として「自然界には存在し得ない形」が目に飛び込んでくる。周囲の不規則な砂の波や岩肌とはあまりにも対照的な、完璧な正八角形(オクタゴン)。それが、座標 27.9851, 45.5453 の中心部に位置する、キング・ハリド軍事都市(KKMC)の全貌だ。

第1章:座標 27.9851, 45.5453 ― 砂漠に浮かぶオクタゴン

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27.9851, 45.5453
Googleマップ公式で航空写真を確認

航空写真が捉えているのは、直径数キロメートルに及ぶ巨大な計画都市の心臓部だ。中心から放射状に伸びる道路、それぞれのセクターを分かつ境界線、そしてそれらを包み込む外殻の八角形。その特異な形状から、ネット上では長年「謎の巨大施設」として議論されてきたが、その実態は軍事的な防衛効率と生活動線を極限まで追求した、サウジアラビア軍の誇る巨大要塞都市である。

第2章:米陸軍工兵隊の最高傑作

キング・ハリド軍事都市(KKMC)は、1970年代から80年代にかけて、サウジアラビア政府が米陸軍工兵隊の協力のもとで建設した。何もない砂漠に、数万人が生活できるインフラをゼロから構築するという、人類史上稀に見る規模のプロジェクトであった。

なぜ「正八角形」なのか。その理由は、全方位に対する監視と、中心司令部からの迅速な機動力の確保にある。自然発生した都市が持つ「曖昧さ」を徹底的に排除し、数学的な秩序だけで構成されたこの場所は、航空写真で見たときに最もその異質さを際立たせる。

当サイトの考察:地図上の「秩序の暴力」

私たちがこの座標を見て感じる「不自然さ」の正体は、100%の計算によって支配された人工物が、砂漠という混沌とした自然の中に無理やり割り込んでいるからに他なりません。ストリートビューは、当然のようにこのゲート前で途切れています。見えるのに、決して立ち入ることのできない「完璧な秩序」。それがこの座標の持つ真の恐怖です。

【関連・根拠リンク】
サウジアラビア国防省:公式サイトによる軍事都市の歴史。
Official: Ministry of Defense Saudi Arabia
断片番号:050
(不自然な座標:031)
記録終了:2026/02/13

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